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蝕像水晶(エッジドクォーツ) ロシア/ダリネゴルスク産 H=67mm(Ru169) 寸法 約 W20x D18x H67.2(mm) 重量 約 26.3g 産地:ロシア/プリモーリエ/ダリネゴルスク/ボールノエ 国内では他に紹介されたことの無い、特殊な構造をもつ蝕像水晶です。 現品は、錐面4面から穴があき、空洞内部に白濁した小さな塊を残しています。 立面には古い剥離痕なのか、その面にカルサイトと思える結晶が白く覆い、表面近くに層として縞状に内包もしています。 また底面も、カルサイトを混じえて再結晶をした形になっております。曲がり水晶でもあります。 ロシアより"АНГЕЛ МОЛЕЛЬНЯ" アンゲル・マレーリニャとして紹介された極東ロシア産の蝕像水晶です。 この水晶の特徴は、成長線に沿って筋上に表面が白濁していること、そして錐面に小さく、そして大きく穴が明いており、空洞につながっていることです。 それぞれが違った形の祠を持ち、透明感があるためにその中までが見えると言う何とも不思議な水晶です。 ロシアの鉱石美術館の地質学者によれば、自ら溶解した痕跡のある水晶で、何かミネラルを含んでいて、それが溶けて空洞を形成したのだろうとの説明でした。 しかしトップだけにこの現象が見られるのも不思議なことです。 層状(グロース・インターフェレンスクォーツ-成長干渉水晶)でトップの無い水晶は多く紹介されていますが、こちら蝕像水晶としては珍しい形状で、自然のなせる業と云えます。 ただ見ていてエレスチャルよりもっと水晶の最後の姿的なイメージを受け、いたわりの気持ちを呼び起こしてくれます。 ガラスの部屋と言うより水晶の小さな美しい祠と呼べるでしょう。 中に白濁した小さな粒状のものが残っているものも有りますが、触ると簡単に取れ、綺麗な水晶の鏡面になる物がほとんどです。 見ていて奥深くあると、取り出してみたい気持ちになります。 又、白濁部分は表面近くに層状に内包されている状態のもの、表面に付着したものなどが見られることもありますので、成長干渉状態のものが見られるのも頷けます。 ※台座等の付属品は特におことわりしない限り全てついておりません。 ※寸法は表題画像の 横幅Wx奥行Dx高さH で表示。 ※画像は時計回りに回転させて撮ったものに各部分や、その拡大画像などを加えて掲載しています。 |
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