売却済
アルプス・スイス水晶
寸法 39x41x66(mm)
重量 132g
アルプス・スイス水晶
寸法 39x41x66(mm)
重量 132g
産地:Piz Beverin GR Switzerland
均一の色合いをした薄めのスモーキー単結晶ですが、隣接の結晶が剥がれ落ちたと見られる古い痕が多めです。
中に小さな小山のような面のインクルージョンがあり、そこに小さくレインボーが浮かび上がります。
過去の衝撃を乗り越えた長老のような歴史をも感じさせるイメージです。
スモーキークリスタルについて:スモーキーは色の濃さによって値段が変わります。スイスでは茶色が濃いほど、高価になります。スモーキーが成長する洞穴は、通常、ロッククリスタルのものより深い場所にあるそうで、ダイナマイトの使用が必要となることが多いそうです。これも値段に反映しているのかもしれません。
今回、訪ねた採掘者さんはスモーキーの洞窟をみつけましたが、開けた時にはクリスタルがすでに壁から落ちてしまっていて、大部分のクリスタルのポイントの先端のが欠けてしまっていたそうです。残念がっていました。 クリスタルが落ちるのには、地殻変動など様々な理由がありますが、現在、スイスでは水晶の洞窟が熟し過ぎるという現象が多発しているそうです。クリスタルの根と岩をつなぐ部分までクリスタル化してしまい、岩から剥がれ落ちてしまう、又は、落ちやすくなるというものです。落ちてしまえば、欠ける可能性が高いですし、落ちていない場合は採取の作業に大変な危険が伴います。ひとつ間違えば、クリスタルが全て自分の上に落ちてくるのですから。