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ファントム水晶は、水晶が長い期間をかけて成長する過程において、気泡やクローライト、鉱物などの内包を繰り返すことによってピラミッド型の三角の山を水晶の中に形成したもので、幻(ファントム)の山、山入水晶、幻影水晶、ゴースト水晶などと呼ばれています。
ゴーストghostやファントムphantomがお化けや幻影を意味する事より、アメリカの戦闘機にファントムの名称が使用されていることもなんとなくうなずけます。

一般的にファントムがはっきりと見える水晶ほど内包物が多めの水晶で、鉱物入り水晶(ガーデン水晶)に近い状態になります。
このような水晶は、たとえ研磨をしても原石の研磨しきれない跡が残ったりしている場合もあります。この現象は水晶が大きくなればなるほど確率は高くなりますので、美しくて大きなファントム水晶は少なくなります。
一般的に綺麗なファントム水晶が小さい結晶に多いのも事実です。
ルチル入り水晶と並んでライトアップでは綺麗でより幻想的な姿を見せてくれる水晶です。

石言葉・伝承
水晶の中に水晶があるとされて非常に強いパワーを持つ水晶で、 持ち主の精神的成長を助けるとされています。
また、山の中に過去を回想し、現在を認識させ将来を見通す力を与えてくれるといわれています。

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　　　　　　　　【履　歴】　　　

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