ニードルクォーツ(スイスアルプス水晶)

　上の画像の結晶の根元にある径１ミリ以下のニードル結晶

スイスの水晶の美しさを代表する、ヨーロッパでも特に有名なテッシン産のニードル(針)クォーツです。
形こそ中国やペルー産に似ているように見えますが、結晶が細く透明度の高さ、輝きは比べものになりません。本来のニードルクォーツは掲載品のようなテッシン産の水晶にネーミングされたもので、ヨーロッパでは固有名詞と同等になっているのですが、このニードルクォーツのご紹介以降、和訳で針状結晶という事から、似た形状の他国産にも使用されるようになりました。これもテッシン産のニードルクォーツの美しさの所以だと思われます。

ニードルクォーツの最大の特徴は、画像には中々表現できないのですが、この20～30ミリに伸びた無数の細い結晶の根元の方に、更に１ミリにも満たない細く長い小さな結晶がほぼ直角に成長している事です。
肉眼では見えづらい細さで無数についている訳ですが、この結晶が多ければ多いほど輝きもすばらしく、カットを施した宝石にも劣らない輝きを見せてくれると云った美しさです。
しかし、この根元の小さな結晶は全てのクラスター付いているわけでもなく、少ないものが大半ですが、透明度による美しさには変わりありません。
また成長速度が遅い為、主結晶の太いものも少なく、結晶の太いものもコレクターアイテムとなっております。
針水晶と言われるだけあって細い結晶を保つ為に、土中に埋まっている状態のものを取り出し、運搬、洗浄してこの状態で届くには色んな技術、方法が取られています。採掘者さんの手は傷だらけになっています。
そして採掘者さんの元にあるリストに登録されているお客様は、順番待ちの方々で埋められていました。
そのなかで、長年のお付き合いもある事より、日本のお客様にこの美しさをご紹介したい、実際に見て頂きたいと、順番をかえて送ってくれました。
素晴らしいスイスアルプス・ニードルクォーツをごゆっくりとご覧下さい。
ちなみに、同じガマで上部に成長したものがアーティチョーククォーツ、底部に成長したものがニードルクォーツとの事です。
ニードル水晶が枯渇したという事は、アーティチョーククォーツも枯渇して出てこないという事になります。

※岩盤の硬いところよりの採取になるため、繊細な結晶に欠損が多少見受けられますが、採掘の難しさ等をご考慮頂けるようお願い致します。
※ニードル水晶は、今まで採掘していたガマも枯渇し、新たなガマを探し出す必要もある事も含めての採掘権後継、また環境問題等で採掘終了状態になっているそうです。
　2011年以降新規に採掘されたものは出てきておりませんし、海外サイトでも僅かに小振り(100ｇ以下)のものが紹介されている程度になりました。
　現在では貴重なコレクターアイテムとなりました、

※この商品はゆうパック扱いとなります
※台座等の付属品は特におことわりしない限り全てついておりません。

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